スチームプリズン 感想
感想記事ではお久しぶりです。今回は2023年プレイ1作目作品、『スチームプリズン』の感想を書きにやって参りました。
YouTubeでたまたま見かけたSwitch版のOPがすごく好みで9月頃即購入をキメたものの気力がなく放置してたのを年末年始のお休みを使ってやっとプレイする事ができました。そして毎度のことながら感想まとめるのに時間がかかりすぎて苦労する…。
ラブフォロワーたちの感想ブログが毎回画像やらリンク貼ったり文字の大きさや色を変えて読み物として純粋に面白い形に仕上がっているのでわたしもそれに倣おうかなあとも思ったのですが、それこそ書くのに疲れちゃいそうなので相変わらずサラッとわたしの感想を並べただけの面白みのないブログに仕上がっております♬
後で読み返して自分が楽しむために始めたブログだからね、それでいいんですよ(暴論)
でも今回OPが本当に好きすぎたのでOPのリンクだけ貼っておきます◎
ちなみにSwitch版ではギャラリーでPC版、Vita版のOPも見られるし歌詞あり/なしとかも選べます。今作、クリア後のおまけ要素が多すぎて EDコンプした後もおまけの回収にかなり時間かかりました(笑)
いつものことながら感想は攻略した順ですがEDフルコンプ後、おまけ等全て回収したうえで書いておりますので該当キャラ以外の√や ED等のネタバレも含みます。お読みになる際は全て回収後を推奨しておりますのでご注意下さい。
それではさくっといってみましょ〜!
【エルトクリード・ヴァーレンティン】
フルネームが覚えられないキャラランキングNo.1です(?) ヴァーレンティンは比較的すぐ覚えられたんですが、ウリルクはエルトって呼ぶし名前なんだっけ?ってなって中盤くらいまでずっとエルトなんとかさんって呼んでた。そんなことはどうでもいいのよ。
エルト、公式のキャラクター紹介では一番手だしキービジュアル?では剣を構えるキルスの腰に手を回して自身も銃を構える姿が前面に描かれていていかにもメインヒーロー感を醸し出しているけど、実はキルスの両親殺しの真相やら上界下界の成り立ちとかの重要な部分への関わりはさほど無いんですよね。
ただ立ち位置がめちゃくちゃ便利なので困った時のヴァーレンティンさん感がめちゃくちゃあった。下界で生きていく√やEDではほぼ全部でお世話になる感じ。だって下界での地位も実力も金もあるのに若くて未婚かつイケメンだもん…そんな好条件の人物いたらめちゃくちゃ使い倒すわ(言い方)
エルト√は確かに最初からエルトからキルスへの好感度は高かったんだけど恋愛かと言われたらまた違った感じだったし、キルスの方も色事に免疫がないからエルトから迫られて照れたりはするけど恋愛的な意味でエルトの事が好きって感じはしなくて、恋愛過程がさほど描かれてなかったので正直恋愛としてのときめきはなかったなあ… 。
糖度は高かったと思うけど、無理にノルマでラブシーンを入れた感じがしたので個人的にはそういうシーンはいらなかったと思う。でも死生観というか、そういうリアルな部分の表現がすごく納得できたしシナリオとして面白かったんですよね。
わたしはベストEDじゃない方の、多分ノーマルEDに向かう√の流れの方が好きでした。その√だと下界の他地区の権力者たちに「なるべく多くの上界人を巻き込んで爆発を起こす」事を命じられるんですけど、実行の直前にキルスに「……俺は……もっと、生きたい……!」って気持ちを吐露するのがなんというかリアルで、すごく好きで。その前後の台詞もすごく納得できるもので、本当は全部書き出したいくらいなんですがめちゃくちゃ長くなってしまうので未来のわたしは忘れた頃にスクショを見てくださいと言う事で割愛しますね(いつもの)
「『エルトクリード・ヴァーレンティンは立派に死んだ』……それが理想的な幕引きです」と諦めたように言うエルトに対してのキルスの台詞もすごく好き。これは短いので書き出します
「貴方が死ぬことを完全に納得したわけではありません。生きていてほしい、その気持ちは最後まで無くさないつもりです」
「貴方にふりかかる厄災は、私の剣で全て払ってみせます」
「ですから……最善を尽くし、生きるために足掻いてください」
エルトの自己犠牲的な面は彼の立場とか守るべき者の存在を考えたら当然なんだけど、それでも彼に生きていて欲しくて、でもただそれを感情的に喚くだけではなく自分に出来ることをしようっていうキルスの姿勢に好感が持てました。
そしておまけ要素含め全て終わった今、エルトの事は好きだし幸せになって欲しいけどその相手はキルスじゃなくても良いかなという結論に至りました(?)
エルト√はキルスとの恋愛よりもエルトとウルリクとの関係性がよかったんだよなあ…。それなりに深い関係なのにBLっぽさがなくて、でもお互いの事をすごく大事に想ってるの。じわじわ〜っときた。
というか彼、自身の恋愛よりもウルキルをせっついてる時の方が生き生きしてませんか?ウルキルが結婚したら「早く孫の顔が見たいです」とかおじいちゃん面してきそう。ずっとウルリクと仲良しで幸せでいて下さい。それがわたしの願いです。
あ、あとわたしがスチプリの世界に住むなら絶対リベラリタスがいいのでエルトには永遠にリベラリタスを平和に治めていて欲しい。(エルト√感想の締めがこれでいいんか?)
【ウルリク・フェリエ】
今作のカプ推し枠〜!もうね、エルト√やってた時からウルキル推せる予感してたよね。お互いに恋愛経験ないから手探りで少しずつ進展していくのがこれぞわたしの求めていた乙女ゲーム…っ!って感じでした。2023年の幕開けから最高の物を見せて頂きありがとうございました(?) 感想を書くにあたってスクショ見返して好きな台詞ありすぎて滾った。
「あんたの嫌いなところはいっぱいあるし、何がいいのか全然わかんないけど!……好きになったんだから。好きなものは好きなんだからしょうがないだろ!」
いや〜〜〜〜最高か???わたしと付き合いの長い方はお分かりかと思いますが、わたしはツンギレ告白してくる男が大好きなのでこの告白台詞が刺さりすぎた。うんうん、好きなものは好きなんだからしょうがないね! あとウルリク√は糖度かなり控えめなので本編にいちゃいちゃシーンはあまりないのですが、クリア後おまけにある結婚前夜ストがよすぎた。
「いくよ、僕の『お嫁さん』」
僕の調子を狂わされてばかりだけど、主導権は握らせない。面倒くさい僕の相手を任せられるのはあんたくらいなんだから。光栄に思いなよ。
はい最高!!!!!!!!面倒くさい自覚のあるツンデレ男、大好き!これ読んだ時ギャァ!ってSwitch放り投げた。ありがとうございました。
ここまで幸せなEDの話をしてきましたが、ウルリク√はBADも全部めちゃくちゃ好きです。特に「さよなら、騎士様」は全EDの中で1番好きかもしれない。
このEDはエルト√の流れで回収出来るものなのでキルスの気持ちはエルトに傾いてるしウルリクはキルスの事を恋愛的に好きな訳ではないんですが、2人共エルトの事を想っていて、おそらくエルトはもう生きてはいないとわかっているのにそれでも僅かな希望に縋って傷を舐め合いながら生きるウルキルEDです。この、「大事な人に置いて行かれた者同士」って関係がね…めちゃくちゃ好きなんですよね…こういうとこ闇の乙女ゲーマーだなあって思います(?) おまけのキャラクタープロフィールにあるIfストーリー1がこのEDの後日談になっているのも天才。定期的に読み返したい。
あと「最後のページ」もよかった。まずスチルが最高。何のゲームをプレイしていてもキャラが水に浸かってる(沈みかけてる?)ような構図のスチルに惹かれるので、こちらも例に漏れず大好き。
このED、多分この後上界が堕ちてリベラリタス(下界)も壊滅するし死者も大勢出るんだけどウルリクはただ静かに死を待ってるだけなのが良いんですよね…その間に独白でキルスに「エルトの事よろしくね」って頼むんですけど、実はキルスは扉の外でもう死んでて、それを知らないウルリクって図もひたすらに救いがなくて好きです。
こんなんだから闇の乙女ゲーマーなのよ。BADへの熱量が凄すぎて自分にドン引きしたけどウルリク√本当に楽しかったです!ありがとう〜!!!!!
【アダージュ・ローゼライト】
フルネームで書いてよかったんか?と思ったけどまあ冒頭にネタバレに関しての注意書きしてるしいっか!(雑)
最初に前置きしておきますが、わたしはアダージュとは和解出来ませんでした。かなり好き勝手に辛口感想を書いてしまったのでアダージュ好き!って方は読まない方がいいと思います。ので、感想部分は折り畳んでおきます…!大丈夫な方は下のリンクへどうぞ
【イネス・ハインリヒ・ハイネ】
ミドルネームまであってフルネームがめちゃくちゃ長いのに一発で覚えられた!エルトなんとかさんはあんなに覚えられなかったというのに…なんか口なじみが良いよね。イネス・ハインリヒ・ハイネ。フルネームで呼びたいキャラNo.1。ちなみにNo.2はザクセン・ブランデンブルク(どうでもいい)
イネス√よかったけど、イネスは常識人というか安定しすぎていて自分の中で一気に盛り上がった部分はそこまでなかったかも。じわじわ順当に盛り上がってそのままをキープしてた感じ。でもキルスが幼い頃失くしたペンダントを拾ってくれた警察官がイネスだっていう設定はテンションブチ上がりました!!!!
その設定自体は予想がついてたんですけど、そういう過去に会ってた設定があると大体それを「初恋」とかにしがちじゃないですか。でも自由恋愛が許されていない上界だったからこそ、安易にあれをキルスの初恋にするのではなく「警察官になる」という目標になったんだなあと思うと…うまく言えないんですけど、1人の人間の人生を左右するような出来事だったわけじゃないですか。それってもう運命だなって思うんですよ。そういうのオタクはみんな大好きだからさあ!(いつものクソデカ主語)
イネス√で好きだった台詞は
「誰かと共に未来を歩むなら、それは君であってほしいと願っている」
「剣は国に捧ぐが、愛と呼ばれる感情は君だけのものだ。……末永く、共にいよう」
です!シンプルイズベスト。あとキルスが「貴方と……共に生きたいんです!」って返すのもシンプルに大好きなんだよなあ。2人共王道な恋愛をしててとてもよかった…。
あと今作は√によってキルスの滞在場所が変わるのでそれによって服装もバリエーションに富んでいて楽しいんですがキルスが短髪になるのはイネス√だけなのでそれもよかったです◎
まあ、髪を切っただけで青年に見せるというシナリオ展開は無理があるのでは…?とも思ったのですが(笑)
個人的にキルスは短髪の方が好みだし断髪スチルもかっこよくて好きでした♬
【ユネ・セキエイ】
殺し愛というか、恋愛に生死が絡むタイプのカプに萌えるタイプなのでユネ様√めちゃくちゃ好きでした!!!!
これは多分BADのどれかの流れでのキルスの独白なんですけど、
『恋をしよう』と提案された時から、決まっていた。私とユネ様は、死ぬために恋をすると。
最後まで付き添い、死を看取ることがーー私がユネ様に捧げる『愛』の形だ。
があまりにも完璧すぎて、この√のキャッチコピーというか劇場版ユネ様√の予告ムービーに使われそう(???)
ユネ様√のサイコ〜〜〜な所は↑の独白みたいに「恋をしたら死ねるけど死んだら好きになった人の未来は望めない」っていう矛盾点だと思うんですよね。ずっと死にたくてたまらなかったのに、いざ死ねる方法が見つかったらその代償が死にたくなくなってしまう事、だなんてさあ…。
もう何百年も生きてきて、生に未練なんてなかったはずなのに、恋をして、みっともなく生にしがみつく。聖人からただの人間になったユネ様が愛おしくてたまらなかったです。
ユネ様EDはハピエンは勿論、BADでも「残り香」「また、会おうね」みたいな感動系も好きなんですけど、「罰」でキルスを刺し殺して、でも自分は死ねなかったユネ様が「実験に付き合ってくれてありがとう、キルスさん。ゆっくりお休み」って冷たく言い放つクズさも嫌いじゃなかったりする()
スクショ見返してみたら好きな台詞はいっぱいありすぎたんですが、「……ねぇ。キルスさんは私のこと、好き?」がありましたね。ご存知の通りわたしは昔から(自分のこと)好き?って聞いてくる男が大好きなんですよ。はいはいユネ様はナノメン。
他には「罪を犯すのは私だけじゃない。お前も一緒、道連れだよ」みたいなちょっと物騒な台詞が多いのもユネ様好きポイント。
カプ的にはウルキルだったけど単体ではユネ様推しに落ち着きました!ユネ様√も本当に楽しかった〜!
【フィン・ユークレース】
お気づきでしょうか。後半になるにつれて文字数が減ってきております。書くのに疲れている。
フィン、共通時点で明確にキルスへの好意が見てわかるのにPC版では個別√がなかったって本当ですか!?大体の√で殺されるか狂ってるかみたいな印象しかないので、そんなばかな…報われなすぎる…と思っています。
でも最初は個別√がなかっただけあって、フィンに関してはBADが作り込まれてるのでそっちの方が好きかなあって感じです(ごめん…)
「渡すべきもの」ではフィンはキルスにペンダントを渡すことが出来たし、フィンの最期の言葉は聴くことが出来なかったけどキルスもすぐ殺されて後を追う形になるので2人共死んでるけどこれはメリバなんじゃないかなと思ってます。キルスが死の間際にフィンのことだけを考えてくれてるって所がフィンにとってはめちゃくちゃ幸せなEDじゃないかな…。
あとユネ様BADのどれかでHOUNDSからキルスの秘書に転属になったやつも好きです。確かIfストーリーでこれの後日談があって、フィンはとうとうキルスではない人と結婚する事が決まって、でもキルスはユネ様の遺言によって結婚しなくても良いことになっているから例え自分がキルスと結ばれなくてもキルスは誰のものにもならないからいいか…みたいな思考になっている所に若干の狂気を感じて平和な雰囲気とのギャップにゾワゾワしました。
フィン、あんなにもキルスのこと大好きなのにキルスと幸せになって〜〜〜!って思えなくてごめんよ…という雑感想でした。(本当に雑)
【グランドエンディング】
キルスの両親が死なない!やったあ!!!!!
もうこれだけでハピエンです。サイコー!
なんか色々あって上界と下界で協力し合って生きていこうね☆ みたいに綺麗にまとまっていたと思います。
政治家も警察上層部もヤバすぎて笑った。人事総入れ替えになった時ちゃっかり当選してるザクセン・ブランデンブルクほんとおもろい萌えキャラだと思います。サイコー!
まさかの締めがこんなに適当な感想でいいんでしょうか。でも正直眠すぎてもう終わりたかった。深夜に気力だけで書き上げたので許されたい。
後で読み返して恥ずかしくなったらこっそり修正しようと思います…(笑)
次は途中になってしまっている月姫を終わらせて、ポケモンSを進めつつ、乙女ゲームではお借りしたシンキスをプレイ予定です♬
気が向いたらこちらも感想書きに来ますね。
スチプリ楽しかったです!ありがとう!